2011年02月12日

メイリオ・行間の調整

やってみました
前回の記事でちょっと触れた、
「縦の空隙、横の幅、共に幅をMS UIゴシックに揃えたフォント」
を、作ってみました。
結論から申しますと、常用するにはちょっとなあ、な出来だったのですが、一応手順を記録しておきます。

※当初はいまひとつと思っていた方法だったのですが、MeiryoKe_UIGothicのみの行間を整えることで、十分使える方法になりました。
以下でご説明するのは、修正した手順です。


作り方
こちらの記事を参考に、ttfname3.exeをダウンロードしてきます。
・フォントフォルダからコピーしてきた
meiryoKeGothic.ttcを
ttfname3.exe
にドラッグ&ドロップ。
生成された
meiryoKeGothic.xml
の"Header"1カ所の値を、以下の通り書き換えます。

※meiryoKeGothic.xmlには、
「meiryoKeGothic」、「MeiryoKe_PGothic」、「MeiryoKe_UIGothic」
の、3種類のフォントのデータが入っています。
ここで書き換えるのは、一番最後の「MeiryoKe_UIGothic」の値のみです。
「Font(2)」というくくりを探すと、わかりやすいです。

初期値
  Ascender="1962"
  Descender="-446"
  TypoAscender="1798"
  TypoDescender="-250"
  WinAscender="1962"
  WinDescender="446"
  AverageCharWidth="1024"
  Codepage1="000a000f"
  Codepage2="00000000"

書き換え後
☆ Ascender="1731"
☆ Descender="-317"
  TypoAscender="1798"
  TypoDescender="-250"
☆ WinAscender="1731"
☆ WinDescender="317"
  AverageCharWidth="1024"
  Codepage1="000a000f"
  Codepage2="00000000"

(☆が書き換えた行です)

要は
1962→1731
446→317
の置き換えです。
数値は、meiryoKeConsole.ttfの値に合わせました。

書き換え後、書き換えたxmlファイルとmeiryoKeGothic.ttcファイルを、一緒にttfname3.exeにドラッグ&ドロップすると
meiryoKeGothic_mod.ttc
が生成されます。
これを
meiryoKeGothic.ttc
にリネームして、Fontsフォルダの元ファイルを退避させた上で新しいファイルを上書き、再起動すれば、行間が詰まったMeiryoKe_UIGothicを使うことができます。


使用感
で、これをMS UI ゴシックと置き換えて使用してみたところ、前回ボタンが消えていたアプリは正常に、かつメイリオ表示で使用することができました。
ブラウザなど、長い文章を読むアプリではMeiryoKe_PGothicを指定してやることで、行間の詰まりを感じずに閲覧ができます。

ちなみに、MeiryoKe_PGothicの行間を詰めてしまうと、ブラウザの表示は

ブログの画面キャプチャ
↑こんな感じになります。
好みの問題かとは思うのですが、私はどうも、元のMeiryoKe_PGothicのほうが好きかな、と。
でもシステムの表示を正確に、かつきれいに、というのも捨てがたいので、
MeiryoKe_UIGothic→行間を詰める=文章は読みづらいが、システムフォントとしてだいたい正しく表示される→システム用のみに使用
MeiryoKe_PGothic→行間そのままで、閲覧用に使用
という風に使い分けてみようという趣旨です。


ボールドフォントも入れ替え(蛇足?)
ついでですので、meiryoKeGothicB.ttcも同様にUIGothicの部分だけを書き換えて入れ替えました。
が、こちらは、Fontsフォルダの元ファイルを退避させようとすると、「使用中です」のエラーが出ました。
unlockerというソフトを使って、meiryoKeGothicB.ttcのロックを無理矢理解除、移動させて上書きさせましたが、外したプロセスが何かやっていたらしく、再起動するまでアプリケーションのタイトル部分が文字化けしていました。
この文字化けは、再起動すれば直りました。
同じことをする場合は、入れ替えたら即再起動できる状態でのトライをおすすめします。
なお、このボールドフォントがどこに使われているか/行間の違いで文字が崩れる問題が発生するのかどうか、については、実は未確認です。特にトラブルが起きないようなら、入れ替えなくてもいいのかもしれません;


フォント入れ替え後の設定
というわけで、現在のレジストリ設定は以下のようになっています。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"MS ゴシック,128"="メイリオ,128"
"MS Pゴシック,128"="MeiryoKe_PGothic,128"
"MS Gothic,128"="メイリオ,128"
"MS PGothic,128"="MeiryoKe_PGothic,128"

↑ituneでMS Pゴシックが使われているため、あわせて置き換えを行いました。MS ゴシックはおまけです。
 今後、MS ゴシック、MS Pゴシックを使ったアプリで表示崩れが起きたら、これらのキー削除で対応するつもりです。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink]
"Lucida Sans Unicode"
"Tahoma"
"Microsoft Sans Serif"
の一番はじめに、それぞれ
="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"
を追加

↑行間の調整により、日本語文字が小さく表示される問題が解消し、欧文フォントはこの指定のみ(FontSubstitutesのキー追加なし)で表示可能になりました。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFont]
"932."="MeiryoKe_Console"

前回の記事で追加した、コマンドプロンプト用のキーです。

[HKEY_USERS\.Default\Control Panel\Desktop]
"FontSmoothingType"=dword:00000002

↑起動時の「ようこそ」の文字にCleartypeを適用します。初期値は00000001

とりあえずこの設定でいこうと思います。
元に戻すには、あらかじめバックアップしてある初期値のレジストリを実行+上で追加したキー全削除+バックアップしてあるmeiryoKeGothic.ttcとmeiryoKeGothicB.ttcをFontsフォルダに上書き、という手順になります。


おまけ・itune
ituneのフォントを変える方法として、こんなのも見つけました。

未だにフォントが汚いiTunesのiTunes Storeのフォントを綺麗にする方法
(以下引用です)
方法は、まず、iTunesを閉じた後に「C:\Program Files\iTunes\iTunes.Resources」の「iTunes.css」をテキストエディタで開きます。開いたテキストの最後に以下のテキストをコピペ。上書きします。
*{ font-family:'メイリオ',Meiryo !important; }
↑メイリオフォントの場合。
*{ font-family:'meiryoKe_PGothic'!important; }
↑meiryoKe_PGothicフォントの場合。
ただし、*が大文字なってますので、コピペした後*を小文字に変更するのをお忘れなく。
(引用ここまで)

この方法だと、ituneのアップデートごとにCSS編集を行う必要はありますが、フォント置き換えができない場合は、便利なテクニックだと思います。ということで覚え書き。


それにしても
私はメイリオが好きすぎます。

(2011/02/13 0:26 記事を大幅に修正)
(2011/02/13 22:51 meiryoKeGothicB.ttc書き換えについて追記)


posted by にくす at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メイリオ設定の変更

お久しぶりです
3年前の記事で書いたように、XPのPCにメイリオを入れて使用しています。
3年ほどこの設定で使っていて、特に問題もなく過ごしていたのですが、今回、その設定を一部見直しました。


なぜかというと
Logitecの無線LANアダプタ、LAN-W150Nに付属の「クライアントユーティリティ」(APユーティリティ)というソフトを入れたところ、一部のボタンが正常に表示されないという問題が起きたのです。

APユーティリティ
↑正常な起動画面。通常は右下に表示されている、「初期値」「キャンセル」「適用」などのボタンが、

APユーティリティ(MeiryoKe_UIGothic適用)
↑消えてしまっています。

これでは、無線LANの暗号化ができません。


どうしてこうなるの?
こちらの記事の例示に詳しいのですが、純正メイリオ及びMeiryoKe_シリーズ(Console除く)は、上部、下部の隙間(アセンダ・ディセンダ)がMSゴシックシリーズよりも大きいのです。
そのため、標準フォントの使用を想定して作られたアプリでは、表示が崩れることもあります。
(とはいえ、ボタンが消えてしまうほど大きく崩れたのははじめてで、びっくりしました)


対策
2つの対策が考えられます。

1【レジストリでシステム系のフォントを変更しない】
画面のプロパティの設定+各アプリのデフォルトフォントをメイリオにするだけで留めておけば、こういった問題は発生しません。

2【上下の隙間を調整したフォントを使う】
上部、下部の隙間がMSゴシックシリーズと等しい、MeiryoKe_Consoleで置き換えてみました。
レジストリに、以下のキーを追加。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_Console,128"

すると、こうなりました。

APユーティリティ(MeiryoKe_Console適用)
↑MeiryoKe_Consoleでの表示。ボタンは表示されました

いい感じ…と思いきや、上の「チャンネル」の文字がなんだか変?
別のタブを開くと、こんな感じになっていました。

APユーティリティ(MeiryoKe_Console適用)
↑横方向に文字が大きすぎ?字間が広すぎ?て、文字がすべて表示されていません

ちなみに、MeiryoKe_UIGothicの場合は、この画面はきちんと表示されます。

APユーティリティ(MeiryoKe_UIGothic適用)
↑きれいに表示

このアプリで使用を想定されているのはMS UIゴシックなので、
・MS UIゴシックと縦幅が同じで横に広いMeiryoKe_Console=横に文字がはみだす
・MS UIゴシックより縦幅が広く横は同じのMeiryoKe_UIGothic=縦に文字(ボタン)がはみだす
わけですね。
さきほどの記事を再確認すると、一目瞭然でした)

でしたら、縦の空隙、横の幅、共に幅をMS UIゴシックに揃えたフォントを作ってやればよいわけです。
こちらの記事によれば、フォントごとのアセンダ、ディセンダを変更することもできるようなので、それを使ってMeiryoKe_UIGothicの上下幅をMS UIゴシックに揃えて設定すれば、きれいな表示ができる、はずです。

はずですが、なんとなくフォント作りは見送りました。
ちょっと手間かなあ、とか、その調整でMeiryoKe_UIGothicの可読性が低くなったりしないかなあ、とか、そんな理由です。
(その後、やってみました。結果はこちら

※ちなみに、こちらで紹介されている&前記事コメントで教えていただいた「メイリオ改」は、上下幅はMeiryoKe_シリーズと同じで、横幅は純正メイリオと同じ(=MS ゴシックシリーズより広い)ものとのことですので、今回の用途には不向きと思われます。


最終的に取った方法
以上を踏まえて、今回は

・FontSubstitutesでMS UIゴシックを置き換えるのはやめておく
・その上で、問題なさそうなところだけ置き換えてみる

という方法を取ることにしました。

一旦、前回の記事で置き換えたところを初期状態に戻した上で、以下のキーを追加します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink]
"Lucida Sans Unicode"
"Tahoma"
"Microsoft Sans Serif"
の一番はじめに、それぞれ
="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"
を追加

※Tahomaを設定するだけでも、結構な場所のフォントが変わる気がします。
このキーを追加すると、タスクバー、フォルダを開いた際の左側メニューなど、あちこちの文字がメイリオに変わります。
これだけだと、一部の文字が小さく表示され、見づらい状態です。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"Tahoma,0"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"Microsoft Sans Serif,0"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"Lucida Sans Unicode,0"="MeiryoKe_UIGothic,128"
を追加

これで、Windows内で見えるところのフォントはだいたいMeiryoKe_UIGothicに変わります。
アプリ内は、特に設定しない限り、アプリが指定しているフォント(MS UIゴシックなど)で表示されます。

「FontSubstitutesの設定より、FontLink\SystemLinkの設定が優先される(らしいです、未実験)」
「FontLink\SystemLinkのみで設定すると、フォント変更は効くものの表示がいまいち」
ということで、こういう追加にしてみました。

※別解
こちらの記事によれば、FontSubstitutesのキーを追加+FontLink\SystemLinkの既存のキーを削除、でも同じ効果が得られるようです。
私はなんとなくの好みで、キーの削除なしで、追加のみにしてあります。


おまけ
こちらの記事を参考に、コマンドプロンプトにもMeiryo_KeConsoleを設定できるようにしてみました。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFont]
"932."="MeiryoKe_Console"

を追加。再起動後、コマンドプロンプトを立ち上げて左上をクリック→「プロパティ」で設定→「同じタイトルのウインドウに適用する」で、次回起動からも有効になります。


まとめ
メイリオの設定をしたのはずいぶん前のことでしたので、忘れていることも多く、他サイトさんの記述に助けられながらの作業となりました。ありがとうございました。
もう語り尽くされているテーマのような気もしますが、備忘録的に置いておきます。
posted by にくす at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

XP SP3導入の前に[Visual Style][終了オプション]

 WindowsXPでスキン(テーマ、スタイル、Visual Style)や「終了オプション」のボタンを変更して使用しておられる方が、XP SP3を適用する際の手順など。

 以前、以下のような手順でXPのスキン、ログオンUIテーマ、終了オプションのデザインを変更しました。

 XPのデザイン[Visual Style]
 XPのデザイン[起動・ログオン画面]
 XPのデザイン[終了オプション]

 XP SP3を適用すると、スキンと終了オプションは元に戻ってしまいます。(ログオンUIテーマに関しては、SP3適用の影響はありませんでした)
 以下、その対処法です。

[スキン関連]
 検索するといろいろなやり方が出てきますが、私は以下の記事で紹介されている方法でうまくいきました。

 SP3(ぴよよ本語店)

 どこかの掲示板(2ちゃんねる?)からの引用とのことです。
 手順の控えとして、上にある引用文から一部略語等の言葉を置き換え、補足を入れてURLにリンクを貼ったものを記述させていただきます。

1. XP SP3をインストール、再起動を済ませます。
 私の場合、スキンをデフォルトに変更する、Uxtheme.dllをパッチの当たっていない状態に戻す、などの処理は必要ありませんでした。
 再起動後、スキンはクラシックに戻ります。色設定などは残ります。

2. Windows XP SP3 Patched UxTheme.dll [6.0.2900.5512] - WinMatrixから、「Patched Uxtheme.dll」(ファイル名:6.0.2900.5512_EN.rar)をダウンロードします。

 同様に、Replacerからstable version(ファイル名:Replacer.zip)をダウンロードします。

3. replacerを解凍してReplacer.cmdを起動すると、MS-DOSの黒いウインドウが現れ、置き換え元のファイルを訊かれるので、WINDOWS\system32内にある「Uxtheme.dll」をウインドウ内にドラッグ&ドロップしてenterキーを押します。
 次に置き換え先のファイルを訊かれるので、2.でダウンロードしてきた「Uxtheme.dll」を同様にドラッグ&ドロップしてenterキーを押します。
 最後に確認画面が出て、Y/Nと訊かれるので問題なければYと入力してenterキーを押し、press eny keyで好きなキーを押せば手順は一段落です。
 再起動をかければ変更が反映され、XP SP3をインストールする前に適用していたスキンに戻ります。

[終了オプション]
1. XP SP3をインストールする前に、WINDOWS\system32内にある「msgina.dll」と「shell32.dll」をコピーして保存しておきます。

2. XP SP3をインストール、再起動を済ませます。

3. セーフモードでPCを起動し、WINDOWS\system32を開いて、入っている「msgina.dll」と「shell32.dll」を適当な場所に移動し、1.で取っておいた2つのファイルを代わりに入れます。
(上書き保存しようとするとエラーメッセージが出ます、移動して入れ替えるのが無難です)
 再起動すれば設定完了です。
 これもReplacerで置き換えできそうなものなのですが、私の環境では巧くいきませんでした。上に書いた、セーフモード→手動置き換えの手順で成功。
 SP3適用以前のファイルをそのまま使うことになりますが、今のところ不具合はありません。

 変更手順はさほど煩雑な物ではありませんでした。
 もしスキンを保持できないのが嫌でSP3適用を躊躇っている方がおられましたら、一度お試しになられては。

 好みの画面を使えるというのは、やはり嬉しいものです。
posted by にくす at 02:01| Comment(0) | TrackBack(2) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

過去ログの紹介[メイリオ]

 Microsoftから公式にXP用「メイリオ」フォントが公開されました。

 Japanese ClearType fonts for Windows XP - 日本語 (Microsoft ダウンロード センター)

 これを機にメイリオを導入される方には、以前書いた以下の記事がお役に立つかもしれません。

 メイリオの導入

 私が導入時に行った作業に沿って、メイリオをきれいに表示するための設定、いろいろなところの表示をメイリオにしてみるやりかたなどをまとめたものです。
 メイリオは入れただけではきれいに表示されないフォントですが、簡単な操作で可読性の高い環境を得ることができます。
 お困りの方はご一読ください。

 ほんとうにおすすめのフォントです。
 XPを使用されているかたは是非お試しを。
posted by にくす at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月20日

Photo Editor のウィンドウが表示できない

 記事に使う画像を編集していたら、Photo Editorのウインドウが消えてしまいました。
 タスクバーから「最大化」を選択することで表示はされますが、それ以外のサイズに変えようとするとウインドウが表示されなくなり、タスクバーのみにプログラムが残る状態です。

 検索であっさり解決方法が見つかったので、メモしておきます。

 Photo Editor のウィンドウが表示できない
現象が発生した場合には、次の手順で Photo Editor のウィンドウを表示させます。
1. Photo Editor を起動します。
2. タスクバーに表示された [Microsoft Photo Editor] を右クリックして [最大化] を選択します。
3. タスクバー上のなにも表示されていない場所を右クリックして [重ねて表示] をクリックします。
4. Photo Editor のウィンドウを好みのサイズに変更します。
 Photo Editor ウィンドウの左上がデスクトップ画面外に配置された状態で Photo Editor を終了させると発生する現象とのことです。
 このソフトを使われる方は、ご留意を。
posted by にくす at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

「ファイルのプロパティ」に重要なコメントを書いてはいけません

 また技術メモ的なものです。

 Windows2000で「ファイルのプロパティ」概要タブにあるコメント欄にコメントを記入し、そのファイルをXPにコピーして開くとコメントが見えなくなる、という現象を確認しました。

 調べてみたら、下記掲示板に関連しそうな話題を見つけました。
 私が確認したのは2000からXPにファイルをコピーした際の現象でしたが、XPから2000へのコピーでも同様の現象が起きるそうです。
 jpegのヘッダー領域について - Insider.NET
Windows XP でコメント欄に記入した(ファイル自体に書き込まれた)
JPEGファイルをWindows 2000上にコピーしてみました。

Windows 2000のエクスプローラでは、コメントは全く無視され、
なにも表示されませんでした。
 XPと2000でファイルの扱いが異なるために起きる現象のようです。

 ほかにはこの現象に言及しているサイトを見つけることができませんでした。
 が、これ、状況によっては大変なことではないでしょうか。
 例えば、あなたがプログラムファイルにその使い方をコメントでつけておくとか、写真ファイルにその写真を撮った場所や思い出のコメントをつけておくとか、そういう使い方をしていたとして。
 OSを乗り換えたときに、それは全部消えてしまう、あるいは読めなくなる可能性があります。

 ファイルのコメント欄を使われる際には、ご留意ください。
posted by にくす at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

XPのデザイン[終了オプション]

 さらにさらにXPを弄ります。

 スキンを変えて起動画面を変えてみたら、今度は「終了オプション」のボタンが気になりました。

defalt.jpg


 濃い目の色で揃えたデスクトップにこのダイアログが出てくると、なんだかそこだけが浮いた感じになってしまいます。
 変える方法はないものかと探してみて、見つけたサイトがこちら。

 WindowsXP Customize

 この中の終了オプション画面の調整ログオフオプション画面の調整の項目が随分参考になりました。

 今回素材はあまりたくさん見つけられませんでした。
 とりあえずdeviantARTで見つけた

 8270 Loggoff Shutdown Screens (by Grayhouse)
 Royale LogOff (by qalbiol)

 をダウンロード。

 あとはResource Hackerを用意します。

 その上で
C:\WINDOWS\system32
 を開き、「msgina.dll」と「shell32.dll」を適当な場所にコピーします。
 Resource Hackerでそれらのファイルを開き、上にリンクを貼ったサイト「WindowsXP Customize」を見ながらビットマップの置き換え、フォントの変更、アイコンなどのサイズや配置の調整を行いました。
 目的としている結果が異なりますので、そのまんまではなく置き換える画像に合わせて調整を加えつつ数値を変更していきます。
 アイコンのサイズに関しては、落としてきた素材に添付されているreadmeファイルにも説明が載っているので、そちらも参考にします。
 ともかくBitmap内にある
・背景(msgina:20142 shell32:14354)
・フラグ(msgina:20143 shell32:14355)
・アイコン(msgina:20150 shell32:14356)
 これらbmpファイルを置き換え、アイコンが適切な大きさで表示されるように指定してやればなんとかなるようです。

 「WindowsXP Customize」にはセーフモードでファイル編集を行うようにと書かれていますが、それだとネットで調べ物をしながら作業を行うことができません。
 ですので私は
・通常起動で、コピーした「msgina.dll」と「shell32.dll」を編集
・その後セーフモードでPCを起動
・C:\WINDOWS\system32を開いて、元々あった「msgina.dll」と「shell32.dll」を適当な場所に移動
(上書き保存しようとするとエラーメッセージが出るため、先に元ファイルを退避させました)
・編集後のファイルを代わりに入れて、再起動
 という順序で編集しました。

 はじめに作ってみたダイアログはこんな感じです。

white.jpg


 Royale LogOffに同梱されているRoyale_blackの背景に8270 Loggoff Shutdown Screensのボタンを乗せたもの。
 色がなさ過ぎて味気ない、と思ったのでこれはすぐやめて、今はこんなのを使っています。

black_red.jpg


 Royale_blackの背景に既定のボタンを乗せたものです。

 Resource Hackerを使えば、bmpファイルを抜き出したり置き換えたり位置を調整したりの作業は割合容易なものですので、デザインがお好きな方は自分好みの素材を作るところからはじめても楽しいかもしれません。
 素敵なものができたら、是非見せてください。

 Resource Hackerを使って部品を組み合わせていく作業はなんだか懐かしく、楽しいものでした。
 こういう遊び方をしたのは久しぶりな気がします。

 あと、弄りながら、私はあまり既定のXPのデザインが好きではなかったのだなあと気付きました。

 それでも弄る余地があるのは楽しいことです。
 あとは不具合が出ませんように。
posted by にくす at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

XPのデザイン[起動・ログオン画面]

 さらにXP弄りを。

 起動時と終了時に青い壁紙が出るたびに、どうしてもびくっとしてしまいます。
 これまで使っていたOSはMeでした。
 Meで青い画面が出るのはだいたいエラーメッセージでした。
 エラーメッセージが出るのは、概ねとても残念な場面でした。
 したがって、私の心の中においては青い画面=復旧不可能な悲しい状態という条件付けが強く刻み込まれてしまっていまして、起動時と終了時の青い壁紙を見るたびに残念な思い出ばかりが走馬灯のように頭を巡って。
 マイクロソフトの方も少なからず同じ経験をされているはずですのに、なぜこのような画面の色を選んだものか、どうも心中を図りかねます。ブルースクリーンに慣れてしまわれて、この程度の青さではもはやびくともしないのでしょうか。
 とまれ、精神衛生上よろしくありませんので、この画面を変えてしまうことにします。
 ついでに起動時に出てくる画面をなるたけ少なくしてみます。

 まず、起動してはじめに出てくるメーカーロゴはBIOSの設定で止めてしまいます。
 BIOS画面で「Advanced」タブ→「Boot-time Diagnostic Screen」を「Enabled」に変更。
※マザーボードの種類によって表記は異なるそうです。これはPhoenix。
 Vostro1000(ノートPC)はこれでメーカーロゴの代わりに自己診断画面が表示されるようになりました。
 Vostro200(デスクトップ)は、通常起動でははじめからメーカーロゴが表示されないようになっていましたので、そのまま。

 続いて出てくる「WindowsXP」のロゴと、起動までの時間を表すアニメーション。
 これは「ファイル名を指定して実行」に「msconfig」と入力、「BOOT.INI」タブを開いて「/NOGUIBOOT」にチェックを入れることで表示を省略できます。

 あとは「ようこそ」画面や終了画面の設定です。

・素材の入手
 前記事にも掲載した、DeviantartARTBelchfire.netでログオンUIテーマ(「ようこそ」画面や終了時の画面を変えることのできる素材)を入手できます。
 カテゴリは「Windows XP Logon」とかです。
 なお、今回使うソフト、Logon UI Customizerで使えるログオンUIテーマは拡張子が「exe」のものに限られます。
 拡張子「logonxp」のファイルは違うソフトを使わないと適用できません、ご注意を。

 入手した素材は解凍して、うっかり消してしまうことのないよう、めったに触らない場所に置いておくのがよいでしょう。
 私はC:\WINDOWS\Resources内に「login」というフォルダを作り、そこに素材を入れました。
 msstyleファイルのときと同様、フォルダ内に直接置くのではなく、わかりやすい名前をつけたフォルダを作成してその中に入れておいたほうがよいようです。
 今回はファイル名とフォルダ名が一致している必要はありません。
ファイル名が「logonui.exe」で作者さんの付けた名前が「red」なら、
C:\WINDOWS\Resources\login\red\logonui.exe
 という感じになります。
 直接置いたら、後でLogon UI Customizerがエラーを出しました。

・Logon UI Customizer
 作者さんのサイトからダウンロードできます。
 基本的な使い方は添付ファイルに書いてあります。
 適当な場所に解凍して起動、ログオンUIテーマを置いたフォルダを指定して「適用」ボタンを押すだけです。
 ファイル名が「logonui.exe」のものに限って、ソフト上でプレビューすることもできます。異なる名前がついているものは一度「logonui.exe」に名前を変更して、ちゃんと表示されるかどうか見ておいたほうがよいように思います。

 はじめに指定するフォルダを間違えるとエラーを出して止まってしまい、Logon UI Customizerを起動しなおしても同じエラーで固まったままになることがあります。
 LogonUI.exeと同じフォルダに作られる「config.dat」を削除することで初期状態に戻せます。

 なお、誤ってログオンUIテーマ以外のファイルを指定した状態でログアウトすると、どうやっても起動が不可能な状態に陥るそうです。
 操作自体は簡単なソフトですが、くれぐれもご利用は慎重に。

 これで起動時、終了時の青い画面を好きなものに変えることができました。
posted by にくす at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

XPのデザイン[Visual Style]

 メイリオを入れてみたのがきっかけで、ほかにも色々見た目を変えてみたくなりました。

 OSをXPに変えてから気になっていたのが左下の「スタート」と書かれたボタンで、これが私にはどうにも野暮ったい意匠と思えてならなかったのです。
 選択できるデザインが「クラシックスタイル」と「XPスタイル」しかないというのも残念で、それ以外のデザインに変更する方法をあれこれ探してみました。
 そこでみつけた、一番わかりやすい説明があると感じたサイトがこちらです。

 Petite Priere - 好みのスキン適用 -

 で、上の記事を元に補足を入れながら自分の作業手順の控えを。
 上のサイトで「スキン」と呼ばれているものは、サイトによってスキン、テーマ、デスクトップテーマ、スタイル、Visual Styleなど様々な名前で呼ばれています。
(この記事では上にならって、スキンと呼ぶことにします)
 配布しているところはあちこち。
 下記サイトの中ごろにあるリンク集が役に立ちます。

  WindowxXPスキンスレッドの栞
 (「関連リンク」より下のところ)

 ただ、大手のひとつ「ThemeXP」で配布されているファイルにはスパイウェアが同梱されているそうです。回避方法はこちら
 可能な限り使用を避けたほうが賢明なサイトかと思います。
 なお、私のお気に入りは

 DeviantartART
 Belchfire.net

 こちらが海外サイトで、日本のサイトでは

 StyleWEB
 Magro Style

 あたりです。海外サイトでは「Visual Style」のカテゴリを探してください。
 DeviantartARTは、次々ページを辿って閲覧していくと途中で謎の壁紙に足止めされたりしますが、普通にブラウザの「戻る」で戻って再度リンクを辿りなおせば問題なく閲覧を再開できます。

 気に入ったスキンをダウンロードしたあとの手順は、上のサイトの説明がわかりやすいです。以下引用。
 ZIPファイルの中に含まれている拡張子が"msstyles"というファイルがスキンのファイルとなります。
このファイルを"C:\WINDOWS\Resources\Themes\用意したファイルと同名のフォルダ"に保存します。

例 : "wurp.msstyles"というmsstyleファイルの場合
"C:\WINDOWS\Resources\Themes\wurp\wurp.msstyles"

[マイ コンピュータ]
→[Windows XP (C:)]
→[WINDOWS]
→[Resources]
→[Themes]内に「wurp」というフォルダを新規作成し、そこにwurp.msstylesを保存。

※フォルダ名は、用意したファイルと同名でさえあれば何でも構いません。
どちらにしましても、[画面のプロパティ]の一覧には制作者の方が名付けたスキン名が表示されます。
 引用ここまで。
 msstyleファイルを直接置いてしまうと、スキンとして認識されません。ご注意を。

 また、上記サイトでは「スキンを適用できるようにする」の段でPatchXP.exeを紹介していますが、私はUniversal UXTheme Patcher 2.1を使用しました。
 uxtheme.dllというファイルにパッチを当てて、マイクロソフト製でないスキンを適用できるようにするソフトです。

Universal UXTheme Patcher 2.1 配布サイト(Softpedia)

 ダウンロードして起動、「Patch」ボタンを押して再起動するだけです。セーフモードでの起動も必要ありません。
 XP HomeとPro、64ビット版にも対応とのことです。

 心配な場合は実行前に
C:\WINDOWS\system32\uxtheme.dll
 のバックアップを取っておかれるのがよいかと。

(2008.05.11追記:この記事はXP SP2の環境に向けて書かれたものです。SP3を適用した環境には、上記リンク先のソフトが使えない可能性があります。また、SP3を適用することで上のパッチは無効になります。
 SP3適用に際してのuxtheme.dll変更のやり方を
 XP SP3導入の前に[Visual Style][終了オプション]
 のエントリに上げましたので、そちらも参考になさってください)

 あとは画面のプロパティからスキンを選び、適用するだけです。
 海外産のスキンは、そのままだと文字サイズが小さすぎたり日本語表示が変になったりでがっかりすることも多いのですが、「画面のプロパティ」→「詳細設定」で設定できるフォントを全部変えてやることで結構見栄えが変わります。私は全部メイリオにしました。
 (はじめのサイトには、画像付きでフォント変更方法の説明があります)
 デザインを変えるたびに8箇所のフォントをいちいち設定しなければならないのがちょっと大変ですが、
・アイコン
・アクティブ タイトル バー
・パレット タイトル
・ヒント
・メッセージ ボックス
・メニュー
 の6つを変えてやれば、あとの設定可能箇所
・選択項目
・非アクティブ タイトル バー
 は勝手に変わってくれるようです。

 ひととおりデザインの設定を終えたら、テーマを保存しておくことをおすすめします。
 「画面のプロパティ」→「テーマ」タブで「名前を付けて保存」をクリック、スキンに関連した名前を付けて保存しておきます。
 保存場所はお好みで。私はC:\WINDOWS\Resources\Themes\に入れておきました。
 こうしておくと、スキンを変更した際にもテーマを選びなおすだけでまとめてフォントや色の設定をすることができます。

 スキン以外にも弄った箇所があるのですが、それは別記事で。

 これまでは前のPCから引き続き薄藁色の壁紙を使っていたのですが、ついでにスキンの色味に合わせて濃紺のものに変更してみたところ、随分印象が変わりました。
 やっと新しいPCを使っている実感が出てきた気がします。見た目は大事です。

 参考までに、現在のデスクトップ画像を置いておきます。クリックで拡大。
 使用したスキンはAurum VS 1.1(by GeorgeHarrison)です。

desktop.jpg
posted by にくす at 17:09| Comment(5) | TrackBack(1) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

メイリオの導入

 XPのPCにメイリオを入れてみました。

 手順はこんな感じです。
・メイリオを入手
 Vistaを持っておられる方はそこから移植を。
 持っていない場合は、マイクロソフトが無料で公開している開発ツール「Visual C# 2008 Express Edition」をWindows XPにインストールすると、メイリオも併せてインストールされます。
 参考記事:MSのクリスマス・プレゼント?,XPでも「メイリオ」が正式に利用可能にメイリオフォントを XP で正式に使えるようになった
 Visual C# 2008 Express Editionはここからダウンロードできます。
 インストールするときに「Microsoft Silverlight Runtime」のオプションを付け忘れるとメイリオは付いてこないそうです、ご注意を。
 実のところ、検索すれば個人のサイトさんでフォントだけをダウンロードできるようにしている場所もいくらか出てくるのですが、とりあえず現時点でのまっとうな入手方法は上の通りです。


 2008年5月6日、Microsoftから公式にXP用「メイリオ」フォントが公開されました。
 Japanese ClearType fonts for Windows XP - 日本語 (Microsoft)
 現在は上記ページからダウンロードして入れるのが最も手っ取り早いやりかたです。
 (2008.05.09 追記)

 入れただけのメイリオは丸っこくてがたがたで、全く魅力的なフォントではありません。

・ClearTypeを有効にする
 画面のプロパティを開き、デザイン→効果と進んで「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」にチェック、メニューから「ClearType」を選択します。

 これできれいにメイリオが表示できます。
 あとはいろいろ。

・ClearType Tuner PowerToyを入手
 ここにあります。
 あと、有志の方が日本語用パッチを作って公開しておられます。
 インストールすればウィザードが立ち上がります。普通にやると初回は英語版なので、閉じて日本語用パッチを実行するのがお勧め。
 いったん終了させた後からも、「コントロールパネル→デスクトップの表示とテーマ」からClearTypeの調整ができます。ここで「ClearTypeを有効にする」を選んで、ウィザードに沿って画面の設定をしましょう。
 ここからだいぶ細かい画面の設定ができるようになります。
「ClearTypeを有効にする」だけでは表示がきれいにならなかった場合は、この手順をお試しください。

・改造してみる
 メイリオは文字の横幅および上下の隙間が広いため、それ以外のフォントでの使用を前提としてつくられたサイトなどの表示が崩れてしまうことがあります。
 有志の方が作成した「meiryoKeGothic5.00.zip」パッチで、それを解消するフォントを生成することができます。
(作者さんのサイトは閉鎖済み、現在はここからダウンロードできます)
 これを使ってmeiryoKeGothic.ttcを生成、インストールすることで、MeiryoKe_Gothic(等幅)、MeiryoKe_PGothic(MS Pゴシックと同幅)、MeiryoKe_UIGothic(MS UIGothicと同幅)のフォントを使えるようになります。
 なお、同時に生成されるmeiryoKeGothicB.ttcはその太字版です。強調が強すぎて、好みが分かれる様子。

・いろいろなところの表示をメイリオにしてみる
 とりあえずブラウザのフォントを変更して、どんな感じか見てみるのがお勧めです。MeiryoKe_PGothicなら比較的表示の崩れもなく使うことができます。
 さらに画面のプロパティ→デザイン→詳細設定のところで「指定する部分」をいろいろ触ってフォントを変更していくと、画面の見栄えがだいぶ変わります。
 「画面のプロパティで指定するフォントを一括設定するツール」というのもあります。
 Tahomaなんて大っきらい!
 (ただし、これを使用するとフォントサイズも一括変更になります)
 XPでそのまんまのメイリオを使用すると表示崩れが起きがちですので、変更先は幅調整済みのMeiryoKeシリーズにしておくことをお勧めします。
 さらにさらに全部メイリオで表示してみたい方はレジストリの変更という方法もあります。以下のエントリが参考になります。
 Windows Font Final(まいう〜の鮹語録)
 WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)(ことば・その周辺)
 注意点としては、「まいう〜の鮹語録」さんで例示されている通りにレジストリを変更しますと、メモ帳(Notepad)で日本語を入力したときに文字化けします。
 「ことば・その周辺」さんが「2007.02.04 追記」として書かれている部分の通り、MeiryoKe_Consoleをインストール・指定してやればメイリオを使うことはできますが、ClearType が効かないために見栄えはよくありません。
 個人的には
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FontAssoc \Associated DefaultFonts]
 の部分はいじらずに、MS Gothicのままにしておいたほうがよいと思いました。

 参考までに、私の書き換えた部分と内容を。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink]
"Tahoma"="MSGOTHIC.TTC,MS UI Gothic"
 →"meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"に置き換え
"Microsoft Sans Serif"、"Lucida Sans Unicode"も同様に変更。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"MS Shell Dlg"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"MS ゴシック,128"="メイリオ,128"
"MS Pゴシック,128"="MeiryoKe_PGothic,128"
"MS Gothic,128"="メイリオ,128"
"MS PGothic,128"="MeiryoKe_PGothic,128"
"Microsoft Sans Serif,0"="MeiryoKe_UIGothic,128"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\GRE_Initialize]
"GUIFont.Facename"="Tahoma"

 バックアップはキーごとに取っておくと修正が楽です。
 とはいえブラウザの既定フォント変更と画面のデザイン変更だけでも充分メイリオのよさを見ることができますので、然程のこだわりがない場合はレジストリまでいじらなくともよいように思います。

・使用感
 現在firefoxの既定フォントをMeiryoKe_PGothicにしています。
 これまでMacやVistaを見て「きれいなフォントだなあ」と思っていた視覚効果が自分のモニタにも再現されたというのはちょっとした感動でした。
 はじめはなにかぼんやりして感じられましたが、慣れると読みやすく思えます。
 あと、自分のサイトの印象が随分変わって見えました。感触が柔らかくなったような。
 こうなると、文章の印象も変わってくる気がします。
 モニタで長文は読みにくいものですが、このフォントだと若干その大変さが軽減されるかもしれません。
 文字を読むことに対する姿勢がすこし変わります。

・おすすめ
 フォントというのは存外重要な要素であったことに、遅まきながら気づかされました。
 XPをご利用中の方は一度試してみる価値のある体験だと思います。

(2011/02/12 その後、一部のアプリが正しく表示されない不具合に遭い、設定を見直しました。
レジストリの変更に関しては、こちらの記事もご参照ください)
posted by にくす at 18:21| Comment(2) | TrackBack(1) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

勢いのゆくえ

 二度にわたって新しいPCのおはなしを書いてしまいました。

 同様の状況に会われる方もおられるでしょうから、この情報をWeb上に置いておくことが何かのお役に立てば、と思ったのもあります。
 自分が後から見返すために、という意図もあります。
 しかしながらまともに新しいPCを購入するのは久しぶりで、ちょっとはしゃいでしまってその勢いで、というのが一番大きな理由であったように思えてちょっと反省しているのです。

 大人として、もうちょっと落ち着いたほうがよいのではないでしょうか。
 いくら嬉しいからといって、浮かれた気分のままに「PC買っちゃいましたー ( ・∀・)ノ 」というような記事を書き散らすのはいかにも子供っぽいことなのではないでしょうか。

 すこし落ち着きましょう。
 新しい機械にはしゃぐばかりでなく、今のうちにちゃんと保障内容やトラブル時の対応方法も見ておきましょう。
 購入したサイトで、そのあたりの記述をあらためて読んでみることに。

 都度都度キャンセル商品が並ぶ場所ですので、開いてみると購入時とはまた違う品揃えになっていました。
 その中に、いい感じの構成がまたひとつ。
 そういえばサブにひとつ、ノートPCが欲しいなあと思っていたのでした。
 そういえばXP搭載機の販売は2008年6月30日までということで、それまでには購入しようと思っていたのでした。
 あと半年でそう大きく主流機が変わることはない気がします。
 その間に「これが欲しい!」と思える機械にいくつ出会えるでしょう。
 お買い物には勢いが大事な気がします。
 ものとの出会いは一期一会です。
 ………

 ノートPC買っちゃいましたー ( ・∀・)ノ
posted by にくす at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

PCの移行

 PC買い替えに伴って行ったデータの移行作業や設定などをメモしておきます。

・前のPC(NEC VALUESTAR VT866J/67D OS:Me)にて
 半年前に行った作業と同じように、必要なデータを外付けHDDに保存しました。
 これまで自分で作成したファイルはすべて1つのフォルダにまとめてあったので、これもそのままコピー。
 そのほかには
 ・firefoxのプロファイル
 ・Thunderbirdのプロファイル
 ・Skypeのデータ
 ・フォント
 ・ゲームのセーブデータなど
 あと、フリーソフトの類は元から外付けHDDに保存しておくようにしていたので、これはそのまま使えました。
 アンチウイルスソフトも最新版をダウンロードし、オフラインでインストールできるようにしておきます。

・新PC(DELL Vostro Desktop 200 OS:XP Home Service Pack 2)起動後の設定
 XPを起動すると、はじめに使用者の名前を設定することになります。
 ここで入力した名前はDocuments and Settings以下のフォルダ名に反映され、アカウントの名前を変更してもフォルダ名を変更することはできません。
変更するためには変更したい名前のユーザーを新しく作成し、元のユーザーの環境を移すしかありません
(私の場合は一番初めに作成したユーザーアカウントの環境を他に移行することができず、結局一から環境の作成をしなおすこととなりました)
 設定の際は慎重に。

・カスタマイズ
 起動を確認したら使い慣れた環境を再現。
 ・フォルダオプション→クリック方法→ポイントして選択し、シングルクリックで開く・ポイントしたときにのみアイコンタイトルに下線を付ける
 ・フォルダオプション→表示→すべてのファイルおよびフォルダを表示する・登録されている拡張子も表示する・保護されたオペレーティングシステムファイルも表示する
 ・マウスのプロパティ→ポインタオプション→ポインタを自動的に規定のボタン上に移動する
 ・マウスのプロパティ→ポインタ→反転色
 ・画面のプロパティ→スクリーンセーバーオフ 
 ・画面のプロパティ→電源設定→常にオン
 ・画面のプロパティ→設定→画面の解像度1024×768・詳細設定→モニタ→画面のリフレッシュレート85hz(CRTモニタ使用のため)
  ・繋いだばかりの状態ではリフレッシュレートが60hzになっていました。CRTモニタではちらつきが激しく、にもかかわらず30分ほど気づかずに作業をしていたため、異常に目が疲れました
  ・75hzくらいに設定すればちらつきはなくなりますが、今使っているモニタ(Dell P780)の最適解像度・最適リフレッシュレートに合わせることに
 ・デザインについては、これまで通りにするとなんだかOSを変えた実感がなくてつまらなかったため、ウインドウとボタンはWindows XPスタイル、配色はオリーブグリーンにしてみました また変えるかもしれません
(これまではクラシックスタイルのワインレッドを使っていました)
 ・タスクバーにクイック起動ツールバーを表示 firefoxを入れておきます
 ・タスクトレイに不要なアイコンを表示しないように設定しました
  ・プレインストールされていた「Media Manager サービス」のアイコンだけはプログラムの設定から止めることができず、後から調べてみたところROXIO Creator 9の機能のひとつで特に必要なものとも思えなかったので、msconfigでスタートアップから「RoxWatchTray9」を外して削除しました

・ファイルのコピー、インストール
 ・自分で作成したファイルのフォルダをcドライブ直下に
  ・画像ファイルから壁紙も設定
 ・office2000
  ・普通にインストールした後、追加でPhoto Editor猫のアシスタントを入れておきます
 ・TrackScroll
  ・「ページスクロールを利用する」「システムトレイにアイコンを表示する」「マウスクリックで解除のみ行う」「マウスの軌跡を表示する」のチェックを外す
  ・「プッシュボタンにジャンプする」「スクロール時カーソルを消す」にチェック
 ・AVGをインストール いつの間にか日本語版が出ていました(ダウンロード先解説ページ
 ・Firefox、Thunderbird、Skypeをインストール 以前と同様にデータ移行
  ・XPではApplication Dataフォルダの位置が「C:/Documents and Settings/[アカウント名]/Application Data」に変わっています
 ・Windows/Fontsフォルダを開いて、ファイルメニューから「新しいフォントをインストール」を選び、フォントの入ったフォルダを指定
 ・Flash player、その他動画再生ソフトなどもお好みで
  ・ただしReal playerにはスパイウェア疑惑があるので設定を慎重に
 ・各種スクリーンセーバーはSYSTEM32フォルダに.scrファイルとdirフォルダを放り込めば概ね動きます
  ・ひとつ、Windowsフォルダ内に入れないと動かないやつもありました
  ・古いものはFlash playerのバージョン違いで動かないこともあります C:\WINDOWS\SYSTEM32\MACROMED\FLASH 内 Flash9b.ocx(バージョンによって数字異なる)を複製、複製先ファイルの名前を「Flash.ocx」に変更することで動かせます

・ネット接続
 SP2適用後のXPはそのままネットに繋いでも大丈夫なようです。事前に一応OS付属のファイアウォールが有効になっていることを確認。
 ・Slipper Uを接続 ドライバをインストール
  ・CD-ROMを持っていないため、メーカーページからダウンロードしたドライバをあらかじめデスクトップかどこかに解凍しておいて指定します
  ・XPでも2000用のドライバが使えます
 ・Slipperの接続完了後、ネット接続用のカードをSlipper Uに挿し、プロバイダのセットアップCD-ROMで設定

・Windows Update
 ・Windows Updateに代わるものとしてMicrosoft Updateというサービスがはじまっていますが、修正プログラムの検出に異常に時間がかかるため、現段階ではWindows Updateを使い続けたほうがよさそうです
  ・Microsoft Updateに切り替えてしまったあとでも、ここのやり方でWindows Updateに戻すことができます

 その他各種ソフトが自主的にアップデートを済ませるのを見守って、一通りの設定は終了です。
 このほかにも高速化、最適化のためにやっておいたほうがよい設定はありそうな気もしますが、まだXPのことはよくわかりません。
 のんびり使いこなしていきたいと思います。
posted by にくす at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

PCの買い替え

 昨年末からPCの買い替えを検討していました。

・これまでのPC
 NECのVALUESTAR VT866J/67Dを使っていました。

 OS:Windows Me
 CPU:PentiumV 866MHz
 メモリ:SDRAM 512MB(自分で増設)
 HDD:40GB
 光学ドライブ:CD-RW/DVD-ROM

 半年前に中古を8,000円ほどで購入。
 それまで使っていたVL750R/67Dが突然故障し、「これまで使っていた環境をできるだけ早く再現したい」という目的で探したので、HDDの乗せ換えも視野に入れて前機と似た機種、ネット接続のためにPCカードスロットが必要、と探していったらこれになりました。
 起動も早く、メモリ増設以降は随分安定して動いており、よい機械でした。

・移行の動機
 ・Meのサポートが切れたこと
 ・非対応のソフトが増えたこと
  ・脆弱性のある古いバージョンのソフトを使い続けなければいけない、というような危なっかしい状況が出てきました
 ・ちょっと重たい使い方をすることが出てきて、これまでのOS、機械の性能では無理があるように思えてきたこと
  ・たくさんのタブを開いてネットを閲覧しながらIMを立ち上げながら音楽を聴く、というくらいの使い方ですが、リソース制限のあるMeにはつらいお仕事であったらしく、動きがもったりすることが増えました
 ・加えて年末年始の勢いでちょっとお買い物をしたくなったというのもひとつの動機ではあります

・どんな機械にしようか検討
 ・ともかく快適に使えるもの
 ・できれば電源を入れた瞬間起動するもの
 ・メインの用途はネット、あとは文書作成や音楽、DVDの視聴くらいですので、あまり高い機能は必要ありません
 ・ノート型も素敵ですが、持ち運ぶ予定もないのでデスクトップを優先的に探すことに
 ・慣れた環境であることと対応ソフトの多さから、メインはWindows機にしておきたいところ
 ・将来的には地上デジタル放送を見たり録画したりできる機械が欲しいのです
 ・しかしながらそれを購入するのは規格が安定して価格がこなれてからの方がよいように思えます
 ・なのでさしあたりはそこそこの価格でまずまず快適に動く機械を
 ・Vistaが快適に動く機械はどうしても値段が張るので、そこそこの性能の機械にXPを積んで動かしましょう

・お店を回ってみました
 ・中古は性能に比して概ね割高
 ・メーカー製PCはほとんどがVista搭載機ばかり

 ・ショップブランドPCには割合安価なXP搭載機もあるようです
  ・5万円ほどでそこそこのXP機が手に入る様子

 OS:Windows XP Home Edition Service Pack 2
 CPU:Pentium Dual-Core 2140(1MB L2 キャッシュ 1.6GHz 800MHz FSB)
 メモリ:DDR2 667 1GB(1GB×1)
 HDD:160GB
 光学ドライブ:18倍速スーパーマルチドライブ
(モニタ、キーボード、マウスは別売り)

 近所にあるお店の年末セールでは、この構成が49,980円とのことでした。

  ・このくらいがちょうどいいのかなあ、と思いつつもう少し検討
  ・BTOなので部品をあれこれ選べます
  ・これよりCPUの性能を上げたりメモリ・HDDの量を増やしたりすることも可能です
  ・CPU性能と体感速度の関係に詳しいわけではないのですが、以前Duron 750MHz→PentiumV 866MHzに乗り換えたとき、明らかに起動が早くなり、動作もきびきびして使いやすくなりました
  ・なので、CPUはよいものにしておくに越したことはない気がします
  ・メモリも可能なら上限まで積んでおいたほうがよいでしょう
  ・しかしながら、もう少しよいCPUを、メモリももうすこしたくさん、と足していくと当然価格も上がっていきます
  ・用途としては最低限の構成で大丈夫な気もしますが、ある程度の快適さは追求したいところだと悩ましく、いったん保留

 ・DELLにもXP搭載機がありました
  ・一番安い型ならモニタとのセットで6万円くらいから、上と同程度の構成でもモニタ、キーボード、マウスを付けて7万円くらいであるのを発見
  ・さらに、キャンペーン中のパッケージを選べば上のよりも性能のよい機械がやはりセットで7万円以下
  ・今使っているのが17インチのCRTで、そろそろ液晶に乗り換えたいところでもあり、お買い得な気がしました
  ・ですが構成をあれこれ選んでいるうちにまた「もう少しよいCPUを、メモリももうすこしたくさん」「……あれ、でも9万円を超える構成というのはやり過ぎな気が」などと悩んでしまい、なかなか適切な組み合わせが見つけられません
  ・高額な組み合わせほど割引率も高くなりお買い得感は強いのですが、どうも「これが欲しい!」という魅力を感じるパッケージを探せずにいました
  ・加えてDELLは週替わりで割引クーポンを発行したり送料無料キャンペーンを行ったりパッケージを値下げしたりするので、同じものの価格がころころ変わります
  ・注文してから到着まで1週間、最長で1ヶ月ほどかかるということで、注文してから到着の間に値下がりしたりしそうな気もして、どうも購入に踏み切れません
(一応プライスプロテクションという制度もあるらしいのですが、ややこしそうです)

 ・とかやっていたら、DELLのキャンセル/返品製品を扱っている「デル・アウトレット/デル・エクスプレス」ストアにていい感じの製品を発見
 ・注文後3日程度で届くらしいこと、予算と要求する機能に丁度よいこと、なにより「あ、これが欲しい」と思えたことから注文を決めました

・購入したPC

 Vostro Desktop 200 スリムタワー
 OS:Windows XP Home Service Pack 2
 CPU:Intel Core 2 Duo E6750(4MB L2 キャッシュ 2.66GHz 1333MHz FSB)
 メモリ:DDR2-SDRAM(667MHz, Non-ECC)1GB(512MBx2)
 HDD:250GB
 光学ドライブ:DVD+/-RW
 
 モニタなし、光学マウスとキーボード、アプリケーションなどが付属。
 税・送料込み55,426円でした。

 モニタは今のを使えますし、オンラインゲームなどはやらないのでグラフィックボードは必要ありませんし、メモリとHDDは必要に応じて買い増せますし、CPUも結構よいものです。
 それで現時点でこの価格ならいいかな、と購入ボタンを押しました。
 注文から2日後の一昨日到着して昨日あれこれ設定を行い、今日のこれは新しいPCからの書き込みです。
 買い替えを検討し出してから1ヶ月くらいかかってのお買い物になってしまいましたが、よいものを購入できたように思っています。

 大事に使おうと思います。
 今後とも頑張っていただきたいところです。
posted by にくす at 23:46| Comment(2) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月30日

Meの再セットアップ

 今回のPC故障と移行にあたりまして、やった作業の手順をメモしておきます。

・使用機種
 これまで使っていたのは6年前のPC、NECのVALUESTAR VL750R/67Dという機種でした。
 代わりに購入したのは同じ年式のVALUESTAR VT866J/67D。
 どちらもWindows Meプリインストール機です。

・故障と被害の状況
 元々のPCを起動中に電源がぶつりと切れて、以降電源ボタンを押してもまったくの無反応。
 駄目元で分解して水洗い、一週間ほど乾燥させてみたのですが、一瞬電源近くのLEDランプが点滅するだけで起動するようにはなりませんでした。
 HDDは無事でしたので、抜き出して自宅にあったもっと古い形のPC(これもVALUESTAR、VC36H/6)に移植。本体が古すぎてとてもそのまま使うことはできませんが、必要なデータは取り出すことができるようになりました。
 また、あらかじめ外付けHDDにある程度のバックアップは取ってありました。

・ 使用前に(ハードウェア)
 新しい機械が届いたら、とりあえず起動確認。
 ちゃんと動作することを確かめた後、以前のPCと同型のメモリが使えるはずですのでそれを増設しました。
 128+256で、384MB。Meの動作にはまずまず支障のない量です。

・各種設定
 中古の場合ははじめにリカバリディスクを使ってHDDをきれいにしておいたほうがいいとのことなのですが、今回はリカバリ済みのものが送られてきたので、そのまま使用しました。
 プリインストール機種にはプロバイダ接続系のソフトほか、大量の使わないソフトも一緒に入っていますので、まずそれをアンインストール。
 このへんを参考に設定をカスタマイズ。
 フォルダオプションやマウスのポインタオプションも自分好みに。すべてのファイルおよび拡張子を表示、ポイントで選択シングルクリックで開く、ポインタを自動的に規定のボタン上に移動、など。
 ひととおりのアプリケーションをインストールしたら、ここなどを参考に不要なスタートアップを削除しておきます。Meでのリソースの確保は死活問題です。

・ネットへの接続
 前準備なしで接続。
 6年Meを使ってきた経験からのみの感触ですが、Meの場合はネットに接続するだけで感染するウイルスがあまりないような気がします。
(無防備な状態で接続し、たまにスキャンをかけているのですが、接続だけで悪いものに感染したという経験がまだありません)

(記述後、詳しい方から無防備にネットに接続する危険性を指摘されました。やはりポートの設定、ファイアウォールの導入、共有機能の停止くらいはやっておかないとまずいようです。ポートと共有機能の設定についてはここ、色々試してMeで使うならファイアウォールはOutpostが良さそうだという結論に達しました。使い方はこのへん参照)
 ちなみに、Sp2パッチを当てていないXpで同じことをやったら、数秒でメッセンジャースパムがわらわら入ってきて、その後スキャンを掛けたらウイルスまであれこれ出てきたという経験があります。(参考:メッセンジャサービスの脆弱性メッセンジャースパム(WebPopUp)を停止する方法
 Windows 2000にも出荷時設定では同様の脆弱性があるようです。
 OSによっては事前に設定、可能ならパッチファイルを入手し、オフラインで当てておく必要があるでしょう。

・アップデート
 サポートは切れましたが、MeでもWindows Updateは利用できるので、ひととおり当てておきます。
 NECから出ている修正モジュールも忘れずに。

・インストール
 Firefox、Thunderbird、Skype、TrackScrollなどを。
 Skypeは3以降重すぎて使いにくく、2.5はやたらエラーを吐いていたので、2.0を入れておきました。
 Meだと文字化けするので、ここここの方法で対処しておきます。
 TrackScrollは「ページスクロールを利用する」「システムトレイにアイコンを表示する」「マウスクリックで解除のみ行う」のチェックを外し、「プッシュボタンにジャンプする」にチェック、「マウスの軌跡を表示する」は外し、「スクロール時カーソルを消す」設定で使用。

・データ移行(最低限の)
 これまで自分で作成したファイルはすべて1つのフォルダにまとめておき、バックアップも取っておいたのでこれはコピーするだけで移行完了。
 ここを参考にfirefox環境を移行、同様にここを参考にThunderbirdを移行。
 プロファイル・マネージャは、ここに書いてあるコマンドではなくそれぞれ「ファイル名を指定して実行」から「firefox.exe -p」「thunderbird.exe -p」としないと起動できませんでした。
 Skypeはここの方法でバックアップ。
 これでネット系の設定は概ね復旧できました。

・そのほか、あると便利だと思ったもの
 アプリケーションなどは適宜他のメディアからインストールすればよいとして、取っておいたほうがよいと思ったのが各種フォント。
 いちいち配布元を探しなおすのは大変ですので、WINDOWS内FONTSフォルダを丸ごとコピーして移し替えました。
 辞書登録ファイルも、ひとによっては重要でしょう。「阿闍梨」が一度に変換できないというのは致命的な気がします。ここの一番下にある方法でバックアップできるとのこと。
 あと、ゲームのセーブデータもなくなると地味に悲しいと思いました。だいたいプログラムフォルダの中にセーブデータが入っているので、よく遊ぶものは取っておいたほうがよいかと。

・大事だと思ったこと
 今回はある程度のバックアップがあり、HDD自体も無事でしたが、そうでない故障をする場合も多いと思います。
 なるたけ設定関連のものはネット上に置いて作業をするように心がけたほうがよいのかもしれません。大容量のウェブメールとか、Google Browser Sync(日本語紹介ページ)とか。
 で、万一サーバのほうにトラブルがあったら、ということも考えて手元にもデータを置くようにするとか。
 当たり前のことですが、大事なものは常に複製を作っておくべきなのだと思いました。

 これからMeを使おうという方、MeからMeへの移行を考える奇特な方がどれだけおられるかはわかりませんが、何かのお役に立ちましたら。

(2007.7.3追記)
 セキュリティの問題を示唆されて色々危険性の調査とその回避のための設定をしてみた結果、Meで安全なネット接続をするにはそれなりの知識と手間を要するのだということがよくわかりました。
 ネットに繋がず単独で使用するには問題がないのですが、そうでない場合は素直に最新のOS、最新の機械を使ったほうが、労力は少なく済むように思います。

 ……そうはいっても、いまどきMeを使っているのはおそらくほとんどなんらかの止むを得ない事情をお持ちの方だと思うのですが。
 基本的にPCは何年も使えるようにできていない、ということなのでしょう。認めたくないつらい現実です。
posted by にくす at 02:16| Comment(0) | TrackBack(1) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせの続報

 引き続き近しい方々へのお知らせです。
 壊れたPCは直りませんでしたが、中古で別のPCを購入し、自宅でのPC環境は一応復旧しました。
 ご報告まで。

 復旧にあたりいろいろやったりもしたのですが、それはまた別のおはなしで。
posted by にくす at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

近しい方々へのお知らせ

 残念なお知らせです。
 自宅PCが壊れました。

 しばらくの間、メールチェックやネットへの出没頻度が落ちる見込みです。
 メールの返信などが滞ってしまうかもしれません、ご了承ください。

 どうも電源ユニットが機嫌を損ねている感じなのですが、交換する自信がありません。
 駄目もとで全部水洗いして復活を祈ろうかと思っているところです。

 お知らせまで。
 お暇な方は直るようお祈りしたり、お薦めの代替機を推薦してみたりしてください。よろしくおねがいします。
posted by にくす at 16:11| Comment(2) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

猫次第の更新

 Firefoxを2.0にバージョンアップしました。

 現時点ではまだ、なにが良くなったのかよくわかりません。
 今まで使っていた拡張機能が無効になると不便なので、更新はしばらく見送ろうかと思っていたところでした。

 それが2.0を使うつもりになった理由はひとつ。
 愛用のテーマ「Red Cats」に2.0対応の新バージョンが出ているのを確認したためです。
 猫がいるのなら更新するより仕方ありません。
 ちょっとアイコンの形が変わりましたが、あいも変わらず可愛らしい。

 可愛さ、というのは何にもまして重要な基準だと思うのです。
posted by にくす at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

メモリの増設

 パソコンのメモリを増設しました。

 増設するためにねじ回しで蓋を開け、あられもなく中身を曝け出したPCを見てわくわくしました。
 機械らしい機械、というものが好きなのです。基盤とか。
 うっとりそれらを眺めながら、メモリの差し換え。

 増設は無事成功し、以前よりもきびきびと動くようになりました。
 隠されていた一面を目にしたことで、PCに対する親しみも増しました。
 嬉しいできごとでしたので、ここにも記しておくことにしました。

 つまりはただの惚気ですので、特に結論はありません。
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2006年06月21日

Meへの愛着

 Windows Meを使っています。

 私にとっては、愛着のあるソフトです。
 このソフトのおかげで数々のトラブルへの対応を学ぶこともできました。
 仮にMeが全く問題を起こさないOSであったなら、PCに関する私の技能はもうすこし低いままであったことでしょう。
 忍耐力を鍛えるにはうってつけのOSです。

 とはいえ、実はこのOSにみられる様々な瑕疵を深刻なものだと感じたことはありません。
 それまでに使っていた機械はPC-6001(BASIC機)やPC-486SE(MS-DOS機として使用)、はじめて触ったWindowsはPC-9821Cb2のWindows95。(メモリが8MBしかない機械には荷が重かったのか、非常に使いづらいものでした)
 そんなものばかり使っていた身には、Meの入ったPCはとてもよいものと映ったのです。
 自分でプログラムを組まなくとも遊べますし、フロッピーディスクを入れずともソフトが起動します。16色以上の色を使って絵を描くこともできますし、CDを聞くことさえ可能です。なんと素晴らしい。

 元々然程の高機能を要する作業をやるわけでもありません。少々の不都合は慣れでカバーしています。
 リソース不足を防ぐため、デスクトップのアイコンは最小限。壁紙はないと寂しいので残しますが、不要なスタートアップは切り、常駐ソフトも解除、こまめに再起動。
 それで特に困ることはありませんでした。

 が、マイクロソフトによるWindows Meのサポートは2006年7月11日に終了してしまいます。
 ネットに接続するようになってから、セキュリティ面での怖さを感じることも増えました。
 そろそろ、他のOSに乗り換えるべきかもしれません。

 だけれどMS-DOSにも愛着を持つ身としては、DOSベースでないWindowsにはいまひとつ親しみを感じられないのです。
 今使っている機械の能力でVistaが動くかどうかも疑問。
 機械ごと買い換えるのであれば、Macもひとつの選択肢。
 しかし今使っている機械とMeを完全に手放してしまうのも寂しいところ。
 さて、どうしましょう。

 とりあえずはLinuxを入れて、しばらく共存させようかと検討中です。
 そろそろメモリを増設する必要があるでしょう。
 すこし勉強もしなければ。
 あれこれやるなら夏休みの時期がよいかもしれません。
 機械自体も古くなっています、果たしてうまくいくでしょうか。

 そういう次第ですので身近な方々、もしその時期に私とネットでの連絡が付かなくなった場合は、ああうまくいかなかったのだなあとお察しください。
posted by にくす at 17:34| Comment(2) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

桃色の機械

 もうひとつトラックボールが欲しくなりました。

 元々、自宅のPCではKENSINGTONのOrbit Eliteを使用しています。

愛用機

 銀色の本体に半透明の青い球が嵌め込まれ、転がすとぴかぴか光る仕様。
 外見の面白さに惹かれて購入を決めた品でしたが、使い心地もどうしてなかなかのもの。
 いまや、手の一部のように愛用しております。

 で、職場でも業務にPCを用います。
 そちらにはマウスが接続されており、格段の不便はないのですが、どちらかというと私の手にはトラックボールの方が馴染む様子。
 長時間の使用となると、慣れた道具への憧憬が日々強まり。
 書類等を机上に積んでの作業の場合は省スペースで使える入力機器の方が便利ですし、自分用の端末を一台支給されてもいることですし。
 職場用にトラックボールを入手することを、検討しはじめました。

 購入するならやはり手に馴染んでいる形、現在使っているのと同型のものがよいだろうと考え、その旨相談。
「だけれど職場にぴかぴか光る機械を置くというのは、いかにも不釣合いなようにも思うのです」
「確かに」
「で、それなら掃除の楽な光学式、上位機種のOrbit Opticalにしようかと」

Orbit Optical

「黒い奴ですね」
「ええ、黒と銀色の。どちらかというとEliteの色の方が好きなんですけれどね。光りますし」
「色違いがいいなら、ピンク色のOrbit Opticalも出ていますよ」
「え、ピンク色のトラックボールですか」
「日本限定色で」

 ピンク色のトラックボール。
 半透明の桃色の球を光が透かすような造りなのでしょうか。
 それとも本体が薄桃色に塗装されているのでしょうか。
 いずれにしても、それはさぞかし可愛らしい機械のように思われました。

「それは可愛らしいでしょうね」
「いや、それはどうでしょう」
「ピンクという可愛らしい色で、しかも丸っこい形状。可愛くならないわけがない、と思うのですが」
「可愛い……ううん」

 歯切れの悪い返事を不思議に思い、どんなものなのかと試しにWebで該当製品の外見を検索してみました。

桃色機械

「……ああ、これはまた、驚く程可愛らしくありませんね」
「でしょう?可愛らしいというより、なんだか強そうな」

 いえ、まあ、悪くはないと思うのですが。
 可愛い製品として売り出したいならば、もっと淡い色を使うとか、せめて球の色を変えるとか、色々方法はあったと思うのです。
 形状などからしても、もっとこの道具を可愛らしいものにすることは非常に容易なことであったと思うのです。
 なのにどうして、こんなことに。

 可愛らしさと別のものを意図してデザインするなら、なにも桃色を選択しなくともよかったように思います。
 可愛らしいものを作りたいなら、もうすこしやりようがあったように思います。
 企画の意図が読めません。

「光るのに光学式ではない」無為にぴかぴかと光るOrbit Elite。
「ピンクなのに可愛らしくない」無闇に桃色なOrbit Optical Pink。
 どうもOrbitシリーズの製作者は、何を考えているのかよくわかりません。

 だけれどそういう「よくわからなさ」は結構好きであったりします。
 桃色なのに、丸っこいのに、それなのに可愛らしくないなんて!

 注文しました。
posted by にくす at 23:59| Comment(8) | TrackBack(0) | PCあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする