2010年06月26日

桃色機械の故障と愛情

 2006年の4月に購入したトラックボール、Orbit Optical Pinkが、急に故障してしまいました。
 考えてみたら購入後、4年以上ほとんど毎日使ってきた機械です、さすがに疲れてしまったのかなあと思いつつ保証書を確認したら、販売元の七陽商事さんで、5年間は無料保証が受けられるとのことで、日曜にウェブサイトから問い合わせを入れたら、月曜日の朝一番に交換対応の旨返信をいただき、こちらから故障品を送って2日後には交換品が手元に届きました。
 対応の早さと丁寧さに、びっくりです。

 ピンクは限定色で、現在は販売されていない製品のため、交換は違う色の製品になってしまうかなあ、と心配していたのですが、ちゃんと、故障品と同じピンク色の製品を送っていただきました。
 交換用の在庫を、ある程度残されていたのでしょうか。
 この色は気に入っていたため、とても嬉しく思いました。

 5年間使われることを前提に製品を販売するというのは、なかなかできることではないような気がします。
 メーカーさんからの、ユーザーへの思いやりと、製品への愛情を感じて、なんだか幸せな気持ちになりました。

 交換されてきた桃色機械、もちろん大事に使っています。
 これまで以上に、この機械が好きになりました。

 なんであれ、好きになってもらうというのは簡単なことではなくて、それでいて、とても大事なことだと思うのです。
 桃色機械の送り手さんたちは、その難しいことを実践しているように見えました。

 私も何かの送り手になるときには、そのようにありたいと思います。



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2008年06月25日

防水の鞄

 ほんとうはFREITAGが欲しかったのです。

 自転車であちこち行くようになり、梅雨に入って雨に悩まされる機会が増えました。
 雲行きが怪しい日には大きめのビニール袋を持って行き、雨が降ってくればそれを鞄にかぶせて凌いできました。
 それでもやはり限度はあって、強く降られれば荷物を濡らしてしまうことも出てきます。舞台や展覧会のちらしを貰って帰るのが好きなので、それが濡れてしまうと随分残念で。
 また、街中を歩くときにはだいたい濡れたものを巧くまとめきれずにビニール袋でぐるぐる巻いた鞄を持ち歩くことになり、お世辞にも粋な格好とは言えません。
 防水素材の鞄をひとつ持とうと考えました。
 あまり大仰でない、そこそこ雨を防げてかつ街中でも使えるようなもの。

 簡単に検索してみて、気になったのが冒頭で挙げたFREITAGの鞄でした。
 トラックの幌を再利用した素材で作られており、すべてが一点もの。
 水に強そうですし、コンセプトもなかなか洒落ていると思いました。
(余談ですが、昨年には日本でこんな講座(「F-CUT LIVE! ー CUT YOUR OWN PERSONAL FREITAG-BAG」)もあったようです、これは是非行っておきたかった)

 ただ、近くに扱っているお店が少なく、現物を見ることができません。
 それに、価格も少々高めと感じました。
 もとよりぼろぼろになるのを前提とした製品のようで、高価なものをわざとぼろぼろにして使うという趣向はどうも私の性に合いません。
 この価格帯ならば、私の用途にはもっと防水と頑丈さに特化した登山用の鞄などを購入したほうがよいような気がします。
 なのでFREITAGにこだわるのはやめて、「こんな感じの鞄」というイメージで探していくことに。

 ともかく色々見てみようと百貨店に足を向けました。
 閉店まで30分ほどと、あまり時間のない状況。

 お店で目に留まったのは、TAGGERの鞄でした。
 バッグとふた(フラップ)、肩掛け紐(ストラップ)を自由に組み合わせて自分だけの鞄を作れるというコンセプト。
 お店の方の説明によれば、これも完全防水素材とのこと。

 なかなか可愛らしいデザインと色の組み合わせに心惹かれはしたのですが、なまじ色々選択肢があるだけに、優柔不断な私にはさっくり部品を選ぶことができません。よしんば選べたとしても、それを閉店時間までに終える自信がまったくありません。
 加えてここの鞄、私の周りで流行っているのか、このシリーズを持っている男子を身の周りによく見かけます。誰かと全く同じものになってしまったらなんとなく気まずい気がします。
 そして、ふた部分がマジックテープ(ベルクロ)で留める形になっており、結構広い範囲にテープが施されています。
 このマジックテープというのが結構曲者で、うっかりすると繊細な生地の衣類に引っかかって傷をつけることがあるのです。
 いきおい開閉の際ちょっと留意が必要になり、荒っぽく使えません。
 なにより、一番大きいサイズでもちょっと大きさが心許ない感じです。A4ファイルと荷物一式に加え、着替えと上着を放り込めるくらいのものを考えていたので、要求する容量はそこそこ大きなものになります。

 そんな訳でTAGGERも諦め、更に鞄売り場を歩き、目を引いた朱色の鞄を手に取ってみます。
 瞬間それが「丁度良い大きさ」だということがわかりました。
 随分軽く、ふたはベルトで留める方式になっています。一応上二つのブランド商品と同じくターポリン素材です。
 ノーブランド商品、調べてみたらTurn-Overという日本のメーカーの製品でした。
 価格はTAGGERの半分以下です。
 試しにちょっと背負ってみると、鈍い色をしたその日の私の服装に、朱色がじつによく映えて。

 衝動買いしました。
 手に取ってみてからわずか5分ほどの判断。
 まったくの一目惚れです。

 ふたと本体の間には隙間があって完全防水のつくりとはいえませんが、生地自体は水を弾くのですから、内側にビニールを挟むなどすれば雨は防げそうです。
 今後は雨の日にビニールの固まりを抱えて歩かずに済みそうなのが嬉しく。

 そんな訳で、こんなとき誰もがそうであるように、今はすこしだけ雨が楽しみなのです。
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2008年06月24日

カメラの情報求む

 こういうデジタルカメラを探しているのですが、存外見つかりません。

・単四、もしくは単三電池で動く
・レンズカバーをスライドさせるとスイッチが入る
・ある程度小さい
・ズーム機能がある

 今使っているソニーのDSC-U30は直感的に撮れてとてもよいのですが、ズーム機能がないのですよね。

 どなたか、この条件を満たす機種をご存じの方がおられましたらお知らせください。
 もしくは、どなたかこういうのを製造してください。
 よろしくお願いいたします。
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2007年02月11日

プラダの燃やし方

 携帯電話入れを購入しました。

 私の電話にぴったり合う入れ物がなかなか見つからず難儀していたのですが、このたびやっと丁度良いものを見つけることができたのです。
 簡素な意匠、丈夫で汚れに強そうなナイロン生地。縫製もしっかりしています。内側を触るとつるりとした布地の中に緩衝材が縫い込まれているような柔らかい手応えがあり、電話を衝撃から守ってくれそうです。
 見つけたのがリサイクルショップということもあって価格も千円札でお釣りが来る程度と、なかなかお手頃。

 ただ気になったのが、ケースの外側と内側に付いている金属製のプレート。
 黒地に銀で、PRADAの文字がしっかり刻印されているのです。
 はて。

 私はこれをよいものだと思いましたが、どこの作かまではわかりません。
 よく見れば紐部分の細工などは縫い合わせる部分が切りっぱなしになっており、高級ブランドとしてはすこし丁寧さに欠ける気もします。
 まして、プラダといえば偽物が多く出ていたことで有名なブランドです。そのうえこの品には箱もなく、もちろん証明書の類など付いていません。
 コピー商品の可能性は十二分にあるなあと思いました。

 だとしてもそれでこの品の丈夫さや大きさといった、私の気に入った点に瑕疵が生じる訳ではありません。
 どちらでも良いかと、購入して帰りました。

 で、帰宅後プラダの製品にこの形があるかどうかを調べてみたところ、MV521という商品番号で同型のものを発見。
 写真を見たところ、紐の細工が少し粗く感じられる所まで手持ちの品と同じです。
 ネット上の言説によると、プラダは元々作りが雑な傾向があるのだとか。
 プレートの刻印なども観察してみたところ、どうも本物のように見えます。

 だとしたら。
 プラダの製品は燃えにくい材質だと聞いたことがあります。機会があれば、一度試してみたいと思っていたのです。
 わくわくしながら紐の端、すこし繊維がほつれている所にライターの火を近づけてみました。
 軽く焦げるような感じで糸が縮れましたが、燃えることはありませんでした。
 おお、丈夫です。

 そうそう、あとは水にも強いのだと聞きました。
 試しに水滴を落としてみたところ、ちゃんと表面で弾いて中まで染みこむ様子がありません。
 わあ、凄い凄い。

 どうやらとても丈夫な携帯入れを手に入れることができたようです。
 携帯入れがここまで丈夫である必要があるのかどうか、よくわかりませんが。

 ともあれ、かねてよりの悲願「プラダが本当に燃えないのか試してみたい」を達成することができ、私はとても満足です。
 これを試せただけでも、お買い物の価値はありました。

 今後はあまり苛めず、大事に使いたいと思います。
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2006年12月12日

自転車の備品

 百円ショップに行ってきました。

 最近の百円ショップというのはすごいですね、自転車のパンク修理キットや携帯空気入れまで揃っているのに感動し、思わず購入してしまいました。

 先月、ぼろぼろの自転車であちこちを走り回っていたら案の定磨耗させきって壊してしまい、それが家から遠く離れた街での出来事だったものですから家族をひどく驚かせてしまい、「あまり無理はしないように」と釘を刺されてしまいました。
 ですのでこれからは無理はせずにおきましょう、簡単な修理は覚えましょう、空気もこまめに入れるようにしましょう、そうして後顧の憂いなくどこまでも走っていきましょうとほがらかに決めたところです。

 いろいろなものを思いの外安価で手に入れることができました。
 これでどこにでも行かれます。

 外に出て行くことで失われてしまうものもあるなあと思うのですが。
 自分の裡にすべてがあることを忘れるべきではないと思うのですが。
 双眸を常に世界ではなく己の裡に向けて部屋から一歩も出ないままなにもかもをわかったような顔をして自足して充足して幸せで世はすべてこともなしというのがきっと私向きのやりかたなのだよなあと思うのですが。

 しかしおでかけは楽しいものです。
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2006年06月16日

ひととのお買い物

 先週末は、お友達と一緒にお店を巡りました。

 ひとと一緒にお買い物をすることはあまりないので、なんだか新鮮な心持。
 相手の分まであれこれ見て回るのは、なかなか楽しいものでした。

 で、おうちに帰ってから
「今日は楽しかったわ。ちょっと買いすぎちゃったかな」
 というようなメールをいただきました。

 買いすぎちゃった。
 なるほど、そういえば彼女は色々購入していた気がします。
 今年風の上着に、弦の細工が洒落たサングラスと、おいしそうな鮭とば。あと夕飯用のラーメン。
 特に無駄なものは買っていないとはいえ、彼女の感覚では「普段に比べれば沢山お買い物をした」という感じだったのかもしれません。

 ちなみに私が休日の間に購入したのは白い鞄と夏物カーディガン、飾りが可愛いミュール。あとは線の浮きにくい下着、淡色のマニキュアです。
 
 並べてみると私のほうが買い過ぎている気がしてなりません。
 彼女の感覚であれが「ちょっと買いすぎちゃった」になるというのなら、私は一体どうなるのでしょうか。「すごく買いすぎちゃったひと」でしょうか。放埓の象徴とか買い物依存症とか現代社会の病理を映す鏡的存在とかそういうものでしょうか。
 一考の価値がありそうな問題です。

 一応、必要最低限の夏物のみに留めたつもりなのですが。
 お気に入りのお店は新作をチェックするだけで済ませ、流行の籠バッグの購入も見送ったのですが。
 不思議なこともあるものです。

 お買い物の感覚というのは人それぞれなのだなあ、と思いました。
 他者と一緒に行動してみるのは大事なことだなあ、とも思いました。
 今シーズンのお買い物はやや控えめを心がけようかな、とも思いました。
 夏物は安くてかわいいものが多いので困ります。

 ちなみに春物も秋物も冬物もそれぞれ季節になれば魅力的な品が店頭に並んでしまうので、誘惑に弱い私は年中困ってばかりいるのです。
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2006年03月07日

今冬のブーツ

 衣類と靴の整理をしています。

 思い返せば昨年秋は、持っていたブーツが悉く壊れてしまった時期でした。
 元々古いものを長く履いていたことと、よく歩く生活のせいでしょう。
 表面加工が剥がれる、靴底が割れる、縫製部分が破れる等の憂き目にあい、処分したブーツは実に4足。それぞれ愛着のある靴でしたので、断腸の思いでお別れをしました。

 それは悲しいことでしたが、しかしそのおかげで靴の収納場所にはゆとりができたはずです。
 そう思って収納をはじめたのですが、中々はかどりません。
 改めて手元のブーツを見返してみました。

・ベロア調の編み上げブーツ
 これは昨年11月に購入したもの。あのときはまともに履けるブーツがなかったので、靴の購入は急務。必要なときに気に入った品を見つけて購入した、まったく正当なお買い物です。華奢なつくりで、スカートに合わせると可愛らしい印象になります。お気に入り。

・黒のスエード、ゆったりめのウエスタンブーツ
 カジュアルな靴も欲しいと思い、初売りで購入したものです。流行のデザインなので、履けばなんとなく今風の格好に。ジーンズとの相性がよく、組み合わせがしやすい一足です。

・白系キャンバス生地のエンジニアブーツ
 これも初売りで購入。ヒールのついた靴ばかりでは足が疲れてしまうため、歩きやすい靴を探していて見つけたものです。
 an*ten*naの製品には珍しく、あまりゴシックでないデザイン。底がしっかりしていて、良い履き心地。実用性の高さを備えつつ、複数のベルトで留める個性的な形や、裏地に青系の布を配置するなど、面白みのある意匠になっている辺りが大変好ましい。
 雪の日などにも防水スプレーを施して履きました。この冬、大変重宝した靴です。

・フラワープリントのミドルブーツ
 1月、店頭で見かけて衝動買い。薄い鶸茶のキャンバス生地に、華やかな色でお花や昆虫が印刷されています。爪先はとがった形で、低めのヒールつき。側面には茶色い合皮のベルトが縦に縫い付けられており、多色プリントの中に縦のラインが入ることで足元がすっきりとした印象に。原色系の鮮やかな色味も入っているので、巧く合わせれば服装の中で良いアクセントになってくれそうです。
 これからの季節、春ブーツは必要でしょう。

・焦茶、革製ロングブーツ
 2月、冬物クリアランスセールで発見。太腿まである長さをもち、途中で曲がったような独特の形をした太目のヒールが印象的。一目惚れをして購入しました。柔らかな革でできていて、感触が心地良いです。
 流行に左右されない個性的な意匠なので、来期に履くこともできるでしょう。
 この長さなら短めのスカートに合わせても可愛いはず。冬服の幅が広がりそうです。

・グレー、ピンヒールのギャザーブーツ
 これも爪先が尖ったデザイン。ざらりとした感触で少し光沢のある、変わった加工を施された布地を使用しています。
 ピンヒールに慣れていない私にはすこし歩きにくいのですが、履くと足をきれいに見せてくれます。いわゆるくしゅくしゅブーツは一足も持っていなかったこともあり、ついつい購入。
 購入したのがシーズンの終わりということもあり、とてもお安くなっていました。525円也。

 さて。
 処分したブーツが4足。
 購入したブーツは5足。
 なるほど、道理で収納場所が不足するわけです。

 もちろんひとつとして無駄なお買い物はしていませんが、こうやって振り返ると今冬はすこし靴を購入しすぎたような気がしなくもありません。
 できるだけお買い物を控えるようにしていたつもりだったのですが。不思議なことです。

 それにつけても見返せば、どれも素敵な品ばかり。使わないのはかわいそう。
 今後はこれらの品を有効に消費すべく、どんどん外出をして沢山歩きたい所存です。
 私は本来どちらかというと書斎派で引きこもりの性質なのですが、靴の可愛らしさの前でそのような贅沢は言っておれません。いざ、おんもへ。

 引きこもり卒業の要因が意外なところに発生しました。
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2006年02月21日

試着の罠

 好きな服屋さんがあります。

 置いてあるのは和柄や中華風の柄、結び釦を多用した服。生地にこだわりがあるようで、伸縮性の高い布やびろうど、ニットなどを部分的に取り入れ、アジアの民族衣装と洋服を融合させたような面白いデザインの服を色々制作しています。
 ここの型紙は私の体型に合っているらしく、着ると身体の線を綺麗に見せてくれるのです。

 しかしながら、お店が普段の行動範囲から離れた場所にあることと、私が通常衣服に費やす額より少し高い価格帯のお店であることから、あまり頻繁にそこでお買い物をすることはありません。

 先週末は、久々にそのお店まで足を伸ばしてみました。
 新作の春物を見るだけのつもりだったのですが、丁度冬物のセールをやっていまして。シーズンのはじめには考えられないくらい、価格が下がっていました。
 そんな中で、とても可愛らしいカットソーを見つけたのです。
 袖口と胸の部分にアジア風意匠の布を配置。大きめに開いた襟ぐりと、首の左右部分に結ばれた紐。首に巻けばチョーカーのように見えますし、リボンのように結んで飾ることもできます。
 見入っていると、店員さんに声をかけられました。

「良かったら着てみてください」
「はい」
 即答。

 試着室に向かう途中、首周りのデザインが似たチュニックをみつけました。こちらも同じ布を使っています。
 比べてみようと思い、そちらも試着してみることに。

 まずカットソー。
 不要なゆるみも弛みもなく、きちんと身体に合った縫製。V字に開いた襟元が、鎖骨を綺麗に見せてくれます。袖口の開き加減も実に可愛らしい。
 大層気に入りました。

 続いてチュニック。
 こちらも身体にぴったり。ウエストに伸縮性の高い別布での切り替えが入っているため、おなかや腰の線が綺麗に見えます。胸元の飾りや袖のデザインの差異のせいで、カットソーとはまた異なる印象。
 こちらも大層気に入ってしまいました。

「いかがですか?」
「うーん、両方可愛いですね」
「でしょう?」

 両方購入して帰りたいところなのですが、既に私の衣装棚は飽和状態にあります。
 これ以上無闇に服を増やすわけにはいきません。
 なんとか買わない理由を探しました。

「しかし同じ色、似たデザインの服を二着買うというのもいかがなものかと」
「お色違いもございますが」
「あ」
「暖色系でしたら、こんな色もあるんですよ。こちらも着てみられますか?」
「あ……ああっ!」

 結局。
 雀茶のカットソーと臙脂のチュニックを購入しました。
 似たデザインであっても、色違いだと全く印象が違うのです。
 セール中ということで、二着買っても正札で一着を購入するより安くつきましたし。

 ……言い訳じみているなあと、自分でも思います。
 しかし試着してみて、その可愛さにすっかり魅入られてしまい。「このように似合う服を購入しないのは実に犯罪的な行為である」とさえ思われたのです。
 あんなに可愛い服に袖を通しておいて、それでも購入しないなどという非道な選択肢を選べる方など存在するのでしょうか?

 勧めてくださった店員さんが可愛かったという事実が購入の後押しをしたことも、まあ、否定はいたしません。

 そんなわけで大層良い出会いを掴むことに成功しました。
 現在所持している服との組み合わせなどに頭を悩ませたいと思います。
 どこに着ていきましょう。ああ、楽しみ。

 さしあたっては外出前に、衣装棚の整理をしましょう。
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2005年11月13日

買い物中毒のひそかな夢と欲望

 今週末はあれこれお買い物をしてしまいました。
 ブーツを一足、ミュールを二足。鞄を三つとベルトを一本、鏡を一つとカレンダーを一つ。
 うん、ちょっと買い過ぎたかもしれません。

 とはいえどれもとても気に入って、必要だと思って買ったものなのです。
 たとえば爪先の尖ったベロア調の編み上げブーツ。踵がきらきらと光る石で飾られていてとても可愛らしく、一昨年買ったレトロな色調のスカートに合わせればきっと素敵だと思います。
 ワインレッドのミュールは細いベルトを足首の前で交差させて留める形。白い足の上に華やかな色の革紐が綺麗な線を描きます。暗い色のパンツに合わせれば、鮮やかな色が映えるでしょう。
 バケツ型のトートは柔らかな焦げ茶、布地に斜めの切り替えが入っていて、金具はくすんだ黄銅色。同色の丸い鋲が飾りとして花のように打たれています。大き過ぎず小さすぎず、ちょっとした外出にはうってつけの大きさ。癖のない色調ですので、どんな服にも無難に合わせることができるはずです。
 カレンダーは……来年絶対必要でしょう。

 こうしてひとつひとつ振り返ってみれば、やはり無駄なお買い物など何一つしていないように思えます。

 だけれど『買い物中毒のひそかな夢と欲望』(ソフィー=キンセラ。同書は後に『レベッカのお買い物日記』に改題されて出版)の主人公も、同じようなことを言っていました。
 ことあるごとに「これは絶対必要」「こんな素晴らしいものが手に入るチャンスは二度とないかも」と繰り返し、服や靴や鞄やその他特に必要のないものを買い集め、ついには支払いを滞らせて銀行からの借入金も限度額に達し、大変なことになってしまう主人公。買い物中毒とは実に恐ろしいものです。
 もしかしたら私も、あんな風になりかけているのかもしれません。
 だとすれば大変です。お買い物の額が処理できないものになってしまう前に、生活の見直しを図らねばなりません。
 とりあえず今週末に私は一体どれだけのお金を使ってしまったのか、計算してみました。

 4000円ちょっとでした。
 さすがデフレ社会だ。これだけ色々買ってもなんともないぜ。です。

 今は少し収入があるので、例え毎週末このペースでお金を使い続けたとしても破産は免れる計算です。……まあ、このペースでお買い物を続けたら破産より前に、お部屋に購入した品を収納する場所がなくなってしまうのですが。
 最近はよく探せば安価でもそれなりに質のいいものが買えてしまうので、そんなに裕福でなくともお買い物を楽しむことができて嬉しい限りです。(ちなみに鞄やベルトはフリマ購入なのですが、ブーツとミュール一足、あとカレンダーは新品、店舗での購入でした)

 おまけ。安物買いワンポイントアドバイス。
 安い靴や鞄を買う場合は、合皮を使っている部分ができるだけ少ないものを選んだほうが価格の割に安っぽく見えずに済む気がします。

 高級な品物を嫌味なくさらりと身につけるのも格好のいいことですが、安物を集めて組み合わせで魅せるのも楽しいことです。
 自分の立場から考えても、今はそちらのほうが身の丈に合った身なりだと思うのです。

 ともあれ今後もお部屋に収まる範囲内で、ほどほどにお買い物を楽しんでいきたい所存です。
 まずは組み合わせと収納に頭を使わねば。
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2005年10月06日

再来年の3月を買う

 まだ10月の頭だというのに、もう来年の手帳が売り出されていました。

 今から来年の手帳を買うような気の早い人がいるのかしら、と思いつつ売り場を眺めているうちに、大きさ、デザイン共に気に入る一品を発見。
 しかも阪神優勝セール中とかで、早くもお値打ち価格になっています。
 ついつい購入。

 めくってみればこの手帳、再来年の3月まで使える仕様です。
 再来年の3月、私は何をしているのだろうかと考えてみました。

 全く予想がつきません。

 そろそろ家を出ているかもしれません。
 また仕事を変えていることも考えられます。私が変わらなくともそれまでには人事異動があるので、職場にいる人は今と同じではないはずです。
 低いですが、婿を取っている可能性もなくはありません。

 思えば私は一つの処に2年以上いたことが殆どありませんでした。
 転校を繰り返したり、進路を突然変えてみたり、職を転々としたり。
 決して変化を好む性質というわけではないのですが、なぜだか気付いたら一年前とは全く違う場所に立っていた、というようなことがままあります。
 流され易い性格なのかもしれません。

 おかげで順応性はそれなりに高くなりました。
 おそらくどこに行っても私は、それなりにその場所を面白がることができると思います。

 どんな予定を書き込むことになるのか全くわからない手帳を目の前にして、そんなことを考えて。
 そういえば私は、随分色々なことがわからないままで日々を送っているのだなあと気付きました。
 昨日のことは忘れてしまうし、明日のことはわかりません。
 考えてみればそれはとてもおそろしいことのような気がします。
 だけれど平気で結構楽しく毎日を過ごせている自分がいます。

 自分の意外な強靭さに気付きました。
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2005年07月09日

運命の選択

 それは春の話。

 その頃、少し懐に余裕ができましたので、かねてより欲しかったものを一つ買おうと考えました。
 そのとき欲しかった物はふたつ。
 新しいお財布と、低反発マットレス。

 お財布が古びてきていたので、少しいいものに買い換えたいと考えていました。
 お蒲団も古びてきていたので、ふかふかのマットレスを敷いてぐっすり眠りたいと思いました。
 しかし両方を購入するほどの贅沢はできません。

 考えた結果、低反発マットレスを購入しました。
 今のお財布がまだ使えそうだったことや、店頭で触ったマットレスの気持ちよさに心奪われたことなどが選択の理由です。

 そして今、かつてのその選択を少し後悔しています。

 なぜならば、体圧を分散させる特殊な素材のこの敷物、大変に寝心地がよいのです。
 寝心地がよすぎて、寝転んだが最後容易に寝床から離れがたい気持ちになるのです。
 ましてこの梅雨の時期、外出もままならぬ天気となればますます起き上がるのは困難な事となり、結果としてここしばらくは寝台の上で本を読んでばかりいるのです。
 休暇中に読もうと思って積んだ三十冊以上の本を一週間足らずで消費してしまい、慌てて近所の図書館まで本の補給に赴いたりしているのです。
 予定がない日は起床、読書、食事、読書、猫と遊ぶ、読書、就寝のリズムです。これはきっとあまりよろしくない状態だと思うのです。というか立派な引き篭もりです。そんな世間の流行に乗りたくはありません。

 あの時お財布を選んでおけばお買い物のためにあちこち出歩く健全な生活を送れたのかしらと思うと、少しだけ悔やまれる今日このごろ。

 このままではいけません。
 夏が来たら、おんもに出ましょう。
 会いたい人に会いに、会いたい動物に会いに、見たい絵を見に、植物を愛でに、この部屋にないあらゆるものを見にいくために。
 外に出ましょう。

 そう思いながらもこの寝台はあまりに心地良いので、狭い部屋の中で本に囲まれてそれなりに充足した時間を過ごしてしまう現状なのです。
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2005年03月15日

金魚の不足

 金魚が欲しくなりました。

 突発的に突発的なものが欲しくなるのは私の習性です。
 思うに今の生活には金魚が不足している。ちょっと丸っこい形で、真っ赤なものがいい。金魚鉢に入れて、ひらひらと泳ぐ姿を飽くことなく眺めることが出来ればどんなに幸せであろうかと考えると、いてもたってもいられなくなりました。

 そこでお買い物に行くことに。
 しかし、中々丁度いい金魚が見当たりません。それに、よく考えてみたら金魚鉢というのは上部がすっかり開いているので、飼い猫との共生はどうするのかという問題もあります。
 ですが金魚を飼うならやはり金魚鉢が必要です。水槽では整然としすぎて、少し無粋に思われるのです。かといって金魚鉢に蓋をして飼うと言うのも些か興醒めな眺め。
 あれこれ考えた結果、その日の金魚入手は諦めることにしました。

 代わりにお店をあれこれ巡り、コーヒーメーカー、模造真珠、電動砥石、黄楊櫛、カクテルグラス、その他諸々のよいと思ったものを順次購入して帰りました。
 金魚を求めて外出し、コーヒーメーカーを得て帰る、こういった意外性が人生を豊かにするのです。

 ちなみに、こういう買い物ばかりしているから部屋がいつまで経っても片付かないのだという厳しい現実からは目を逸らし続けていきたい所存です。
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2005年02月05日

買い物の衝動

 お店にはもう春物の服が並び、冬服はそろそろ最終値下げが行われるこの時期。
 そういえば今年は冬物を買わなかったな、久々にバーゲンでも覗いてみようかな、とお店に出掛けました。

 無駄遣いは控えるつもりだったのですが、見て回るうちに手頃な値段の白い服を発見。
 華やかなデザインが気に入り、試着してみるとサイズも丁度良かったので、ついつい購入してしまいました。
 ウエディングドレスを。

 貸衣装処分市ということで、お小遣いでも買える価格の面白い服が色々出ていたのです。
 とりあえず5着ほど試着した後、最も状態の良かった1着の購入を決めて、店員さんに梱包を頼みました。
「これください」
「はい」
 で、包んで戴いたのですが、ウエディングドレスというのは結構かさばるものなのです。畳んで厚手の羽毛掛け布団一枚分くらいの体積になります。
 最大サイズの袋に入れて戴いたのですが、それでも少し生地がはみだす状態。
「あー、すみませんが自転車で来ているので、もう少し厳重に梱包してもらえませんか?」
「自転車、ですか」
「ええ。ですので万が一地面に落ちても、布地が地面に触れない状態にして戴ければ有難いのですが」
 なんで自転車でカジュアルにウエディングドレスなんか買いに来てるの?という疑問を顔に出さないあたりは流石プロというべきか、ともかく店員さんは快く私の要望に応えて二人がかりでドレスを圧縮。更に袋を二枚重ねにして、どうにか自転車にも積める状態にしてくれました。

 家に帰って早速試着。模造真珠とレースで飾られたデザインが素敵です。スカート部分には大量のパニエが仕込まれており、大きく裾が広がるつくりとなっております。どれくらい広がるかと言うと、ベッドの上で着替えてみたところシングルサイズのベッド全てが布地に埋め尽くされ、更に布地がベッドの淵から零れるくらいのサイズです。
 つまり、これを着た状態では自転車に乗れません。徒歩でも裾を引き摺りますので、外出は著しく困難です。これは勿体無い。こんなに面白い服なのに。

 ウエディングドレスを着ていると、何をやっても大概面白く見えるものなのです。
 ウエディングドレスを着てラジオ体操に出席。面白い。
 ウエディングドレスを着てコンビニで買い物。面白い。
 ウエディングドレスを着て凧揚げ。面白い。
 だけれどそもそも外に出られないので全て実現不可能。もったいない。

 つまり何が言いたいかと言うと、ウエディングドレスを買おうと思っている人はまず車の免許を取った方がいいですよ、ということです。
 車さえ使えればウエディングドレスでの行動範囲は飛躍的に向上、あれこれ遊ぶことも可能でしょう。

 婿を取る予定は当分ないものの、ドレスは大好きなので自分で買って楽しむことにしました。結婚しなくてもドレスは着られるのです。
 しかし昔の私は女性的な服が嫌いで、ピンクなどのパステルカラーや「フリル」とか「レース」とかそういう華美な装飾のついた服を憎んでさえいました。ですので自分で服を選び出してからは、黒やカーキといった地味な色、シンプルで無骨な意匠の服を好んで着ていたものなのですが、年齢を重ねるうちにフリルへの憎悪が薄れ、むしろ愛情に。
 ひらひらだっていいじゃないか、可愛いんだもの。
 好みの変遷というのは面白いものですね。

 因みに実は今回購入したもので手持ちのドレスは2着めです。
 このペースで増えて行くとしたら、再来年くらいには箪笥がドレスで埋まってしまいます。なんとかせねば。
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2004年12月28日

買い物の困難さ

 ぼく自身あるいは困難な買い物。

 気に入っていた化粧品が年内で廃盤になると聞いてがっかり。
 化粧などするなという神の思し召しでしょうか。

 お気に入りの漫画『鼻兎』がどこの本屋にも置いていなくてがっかり。
 漫画など読むなという神の思し召しでしょうか。

 近所のお店がアンダー65からサイズ展開のある下着を入荷しなくなってがっかり。
 下着など着けるなという神の思し召しでしょうか。
 いくらなんでもそれはちょっとまずくないですか、神。

 神の意図が読めません。
posted by にくす at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | お買い物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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