自転車が壊れました。
パンクでもしたのでしょうか、タイヤが萎んでしまっています。
その上かごは錆びて裂けています。
更に鈴の取っ手ももげている状態です。
これはそろそろ寿命かな、と思い、友人に
「自転車を買い換えようと思っているの」
と相談しました。
「今乗っているのはどうしたの?」
「タイヤが駄目になっちゃって」
「交換すればいいじゃない」
「かごも壊れてしまって」
「付け替えれば済むでしょう」
「その上鈴も鳴らないの」
「鈴が壊れたくらいで自転車を買い換えるつもりなの?本当に?」
修理することにしました。
しかし私はこれまでに自転車を直したことがありません。タイヤのパンクひとつにしても、どこが駄目になっていてどの部品を交換すればよいものか見当もつかないという有様。
とりあえず自転車の構造を理解するところからはじめましょうと考え、タイヤ周りを観察をしているとチェーンの辺りなどが中々に興味深く、成程自転車というのはこうやって動くものなのかと感心しながらペダルをからから回して遊んでいましたところに通りかかったのが父。
「……何してるの?」
「自転車を修理しようと思いまして。まずは構造の把握から」
「どれ、見せてごらん」
自転車を見てもらっている間、邪魔になると悪いので部屋でお茶を飲んで待つことに。
少しすると父が室内に戻ってきました。
「タイヤの虫ゴムが駄目になっていたみたいだね」
「じゃあそれを交換すればいいんですね」
「もう交換しておいた」
「あらら、ありがとう。じゃあ次はかごか」
「かご?」
「荷物を載せるかごが錆びて、裂けてしまって。材質そのものが腐食しているから、あれはもう取り替えないとどうしようもないと思うの」
「ふむ」
再び自転車を見に行く父。
お茶を続行する私。
少しして戻ってきた父が言いました。
「直しておいたよ」
「え?どうやったの?」
「壊れた自転車の部品が残っていたから、それと付け替えた」
見に行ってみると、そこにはほぼ完璧に直された自転車の姿。
「わあ、ありがとう。これであとは鈴を直すだけ」
「鈴?」
「あ、鈴に関しては心当たりがあるのでご心配なく」
鈴代わりに手持ちの喇叭を装着させて、自転車の修理を完了させました。
かくして自転車の修理は無事終わりました。
なんでも修理すれば直るものです。地球にやさしい生活のためにも限りある資源を大切にし、無闇にものを捨てるのではなく可能な限り修理して使うという姿勢は大事だと思います。
自分は鈴しか直していませんが。
2005年09月15日
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Excerpt: こんにちは。猫と書物とその他諸々 、楽しく読ませていただきました。また読ませていただきたいと思います。自転車修理しなくなりましたね。買ったほうがはやい?、時代ですね。うーん。
Weblog: NWB研究
Tracked: 2007-09-18 15:40
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